心不全:体重測定・入浴 心不全

体重
再発予防のために、毎朝起床後すぐに”体重測定をしましょう。
心不全が再発する際に、ほとんどの場合で体重は増加します。病気とうまくつきあうには、体重を自分でセルフチェックしましょう。
では、何故昼でなく朝なのでしょうか?朝食や朝の水分摂取によって体重がかなり変わってしまい変動してしまうからです。食事や水分摂取の影響の少ない朝一番の体重測定が、心不全の状態をみるのに適しています。
入浴
状態が安定していれば、入浴は可能です。冬場の脱衣所や風呂場の温度は気にしていますか?
寒暖差は心臓に負担をかけますので脱衣所、浴室全体を前もって暖めておきましょう。
浴室の温度:寒い状態を避ける。家族が居れば、1番風呂を避けるのも良いとされます。これは1番風呂より2番風呂の方が浴室内温度があがるからです。ただし、独居の方は自分で浴室の温度を上げる工夫が必要です。
浴槽内の水温:39〜41度が望ましい。42度以上の熱い温度は避けましょう。
浴槽の水深:座った時に肩までつからないよう、湯を溜めすぎない。
心臓に負担をかけにくい半身浴がより好ましい入浴方法です。半身浴+掛け湯(もしくはタオルをかける)が理想です。サウナは原則禁止です。
入浴と皮膚トラブルについて
高齢者、利尿剤内服している方の多くは、皮膚が乾燥しています。入浴時に、皮膚を擦りすぎるとトラブルが増えます。ナイロンタオルは気持ち良いですが、皮膚トラブルをおこすことが多いのも事実です。お湯でかなりの汚れが落ちます。それでも汚れが気になるなら、優しく石鹸で洗い、優しくタオルで水分を拭き取ってください。