院長コラム

福岡市南区|ふくだ内科循環器・糖尿病内科

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心不全の新規治療薬

心不全に対する新規治療薬が相次いで生命予後改善することが報告され、本邦でも新規治療薬であるSGLT-2阻害薬(SGLTi)やARNIが相次いで2020年に保険適応となりました。心不全の治療は新たな時代に入ったと言えます
 ただし、新規治療薬に関しては適応・有効性を吟味して、その人にあった治療を選択していきます。

 
 

Lancet.2020;396:121-28.

包括的治療群 Comprehensive therapy:ARNI, β blocker, MRA,SGLT2i

従来治療群  Conventional therapy:ACEi or ARB and β blocker.

HFrEFにおける治療において、包括的治療群(エビデンスの明らかな4種類の薬剤の処方)と従来型治療に分けて治療介入を行った際にどれ位の寿命に影響を与えたかをデータ化した論文である。65歳時に治療介入を行った場合、治療介入を行わなかった群に比較して包括的治療群で13年、従来型治療で6.7年の寿命を伸ばした。


Circulation. 2021;143:875–877.McMurrayが提唱する新しい薬剤の優先順序.現在の日本の医療ではまずACE阻害薬やβ遮断薬が優先されるが、今後日本のエビデンスが構築されるとこのような処方順序も可能になるかもしれない。
 
 
 
 
SGLT-2阻害薬
 
 
2020年11月に「慢性心不全」に対するダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)10mgが保険適応になりました。

ダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)はSGLT−2阻害薬と呼ばれ、2014年5月より2型糖尿病に対して処方が開始になりました。現在は1型糖尿病にも保険適応がありますが、いずれも糖尿病でないと処方ができませんでした。しかし、ダパグリフロジンが糖尿病の有無を問わず慢性心不全患者の再入院や寿命を延ばすことが報告されていたことから、糖尿病がなくても処方できることが求められていました。2020年11月に、糖尿病がなくても慢性心不全の診断があり一定の条件が満たされれば保険で処方することが可能になりました。一定の条件とは『慢性心不全の診断があり、かつ心臓超音波で左室駆出率(LVEF)が40%未満、慢性心不全の標準的な治療を受けている』ことが挙げられます。

 
 

DAPA-HF(Dapagliflozin And Prevention of Adverse-outcomes in Heart Failure
N Engl J Med 2019; 381:1995-2008

2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率(LVEF40%以下)の心不全を対象に、心不全の標準治療に、ダパグリフロジン10mg群、プラセボ群と比較評価したた多施設共同無作為化二重盲検試験。ダパグリフロジン10mg群は再入院、心血管死を大きく減少させた。

 
 

ARNI

心不全治療において、標準治療から

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