院長コラム

福岡市南区|ふくだ内科循環器・糖尿病内科

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不整脈:心房細動 原因と治療 不整脈(心房細動)

     症状  
 
 動悸・気分不良・脈が乱れる “ドキドキ”“バクバク”“トクトク”               

症状は様々です。症状がない人もいます。多い症状は、動悸・気分不良・脈不整です。他にも、めまい・ふらつき・胸痛・失神などの原因が心房細動の時もあり、実に多彩な症状をひき起こします。
 
    原因
 
心臓病以外に、高血圧・糖尿病・甲状腺の病気がリスク

年齢があがると心房細動は増えます。専門医が心房細動をみつけたら、原因がないか調べます。原因がみつからない人もいますが、以下の病気はリスクになります。心不全、弁膜症は心臓超音波(エコー検査)を必ず調べます。心房細動は肺静脈および左房がほとんどの発生源と言われ心臓超音波で左房が大きい人は心房細動発症のリスクになります。

✔︎心不全 ✔︎弁膜症 ✔︎高血圧 ✔︎糖尿病  ✔︎甲状腺機能亢進症

 

   治療


1:心原性脳梗塞の予防  

心房細動の一番大事な治療は、脳梗塞を予防することです。心房細動による脳梗塞は、重症で後遺症が大きいことが知られてます。そのため、症状がなくてもワーファリンを含めた血液をさらさらにする薬(抗凝固療薬)が必要か検討します。特に、年齢(75歳以上)・高血圧・糖尿病・心不全のいずれかがある人は脳梗塞リスクが上がるため必ず抗凝固療薬の適応があるか検討が必要です。

たとえ動悸が強くない場合も、年1度しか動悸がでない場合も、リスクに応じて、抗凝固療薬が必要か考えます。

2:心房細動を抑える治療

動悸などの症状に応じて薬物もしくは点滴で治療を行います。心房細動自体を停止させる治療(抗不整脈薬)や、脈をゆっくりする治療(脈拍調整薬)で動悸を抑えます。

抗不整脈薬

心房細動を停止する作用をもつ薬剤です。“ドキドキする” ため日常生活ができない状態から解放されます。循環器専門医は、この薬剤を安全に使用します。さじ加減が難しいため、循環器専門医以外では一般的に使用しません。

 主な不整脈薬 ピルジカイニド(サンリズム)・ジソピラニド(リスモダン) ベプリジル(ベプリコール)・アミオダロン(アンカロン)

 

脈拍調整薬

脈拍を調整することで“ドキドキする” 状態を減らし日常生活に支障がでない状態を作ります。
 主な薬剤 ビソプロロール(メインテート)・カルベジロール(アーチスト)・ベラパミル(ワソラン)
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