慢性腎臓病 一般内科 | 合併症 | 糖尿病 | 腎臓
慢性腎臓病の評価には、採血と尿の検査が必須です。採血でGFR、尿検査で蛋白尿もしくは微量アルブミンで評価すします。上の2枚のスライドは同じものですが1枚目は数字、2枚目はグラフで示しています。1枚目は縦軸がGFR、横軸がACR(微量アルブミン(mg /g Cr))です。GFR60未満や微量アルブミン3以上は、心血管リスク及び末期腎不全リスクの指標です。
特に慢性腎臓病と心血管リスクの密接な関係は「心腎連関」と呼ばれ以前から注目されてきました。心腎連関は糖尿病性腎症にも当てはまります。即ち、GFR低下や微量アルブミンの増大は心血管リスクの増大に密接に関連します。(Lancet.2012 Nov 10;380(9854):1662-73)