院長コラム

福岡市南区|ふくだ内科循環器・糖尿病内科

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糖尿病:HbA1c•血糖•インスリンについて知る  検査 | 血管合併症

糖尿病のHbA1c目標値

HbA1c

 
 
糖尿病と診断されたら、血糖コントロールができているか、定期的にHbA1cを知ることが重要です。

HbA1cとは、過去1-2ヶ月の平均血糖を反映する、糖尿病のコントロール状態を示す指標です。

HbA1cの目標をどこに設定するかは、個々人により違います。低血糖のでない、最良のHbA1c値を設定して、HbA1cを定期的に確認しながら治療をしていきます。

 

  目標HbA1c7%未満 は世界共通の目標

 
我々が第一目標として、多くの人に推奨しているのがHbA1c7%未満です。 HbA1c7%未満を維持している人と、7%以上が続いていた人を比較すると、明らかに将来の3大合併症や心臓血管合併症の発症率が違うからです。
 
 

  目標HbA1c  6%未満に設定できる人

 
低血糖のない糖尿病治療ができるなら、可能な限り6%未満を目指すべきです。具体的には、内服治療していない糖尿病患者や、低血糖の可能性が低い薬剤のみで治療されている方があてはまります。慢性の高血糖は、長い目で見ると膵臓β細胞からのインスリン分泌を枯渇させます。同じ食事・運動を続けても、段階的に血糖コントロールが悪くなることを経験します。持続的に高血糖を避けることは、将来(例えば5年10年後の)膵臓分泌も維持することにつながります。
 
HbA1cが6%台の人が健常者と一番の違うのは、食後血糖であることがほとんどです。空腹時血糖は正常ですが、食後にインスリンの相対的な不足により食後高血糖をおこします。食後血糖は動脈硬化を引き起こしやすいことが知られています。HbA1c6%未満に設定できる方に、そのことを伝え寄り添うことで将来的な増悪を予防できます。
 
 

  HbA1cの落とし穴

HbA1cは非常にわかりやすい検査ですが、やはり全てではありません。
 
HbA1cは、貧血であったり、貧血の治療中ではあてにならないことが多く、注意が必要です。
 
また、肝硬変の病態も赤血球寿命が短縮しHbA1c低めに出ます。HbA1cがあてにならない時はGA(グルコアルブミン)、1,5A-Gなどの他の指標もしくは随時血糖で評価を行います。

  その他

*HbA1c6.5%は空腹時血糖126mg/dl、及びOGTT2時間値200mg/dlにほぼ対応するといわれています。
 
*糖尿病性合併症の一つ網膜症は、HbA1cの上昇に伴い増加します。HbA1c5%未満から順に見ていくと、HbA1c6.5〜6.9%から糖尿病性網膜症発症率が高率となることが明らかになっています。これがHbA1c6.5%以上が糖尿病型を示す根拠にもなっています。

*糖尿病の診断はHbA1cだけでは不十分です。空腹時血糖126mg/dl 、随時血糖もしくはOGTT2時間値200mg/dl以上の要件が必要です。
 
 

血糖とインスリン

血糖は、常に変動しています。正常血糖も食後血糖は上がりますが速やかに正常化します。これは自身のインスリンが追加で分泌されるからです。糖尿病予備軍の多くは、食後高血糖をしめします。糖尿病予備軍でも尿糖が出現するのは、食後高血糖で尿糖がでるためです。
 
糖尿病患者の典型的な血糖は、食後血糖ピークが高く正常血糖に至るまでの時間がかかるようになります。場合によっては正常血糖になることなく持続的高血糖をきたすこともあります。
 

糖尿病パターン.001
 
インスリンは、血糖を下げる唯一のホルモンです。そして我々が、膵臓からでているインスリンは、基礎分泌追加分泌に分けることができます。

基礎分泌我々は、食事をしなくても24時間基礎インスリンを分泌しています。
追加分泌:我々は、食事を取ると食後血糖を抑えるために追加インスリンが分泌されます。

追加分泌が十分でないと、食後高血糖となります。

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ふくだ内科循環器・糖尿病内科は、福岡市南区長住にあります。糖尿病専門医による治療を通して、安心して豊かな生活を送るお手伝いをします。

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