生活習慣が発症や進行に関わる病気を総称して、「生活習慣病」と呼びます。当院の専門である高血圧、糖尿病は生活習慣病の代表です。最近は、認知症や前立腺肥大も生活習慣病と強い関連があることが明らかになりました。

生活習慣病といわれたほとんどのかたは生活習慣を見直す必要があります。では、いかにして、生活習慣を見直したらよいでしょうか?まずメタボリック症候群が自分にあてはまるか確認します。腹囲すなわちお腹回りを減らすことが必要です。腹囲が減ると内臓脂肪が減り、生活習慣病は改善に向かいます。

その一方、生活習慣が悪いから生活習慣病になる訳ではないことも知って頂きたいと思います。運動・食事どちらもしっかり管理していてもなる人はいます。「この病気になる人はこんな人」と決めつけないでください。

具体的には高血圧・コレステロールの異常・糖尿病が生活習慣病として有名です。肥満も広い意味で生活習慣病の一つといえます。

生活習慣病がひきおこす病気の代表例が脳梗塞･冠動脈疾患(狭心症･心筋梗塞)です。これらは別のコラムでお話しします。